2009年10月13日

院長日記

福知山市(旧夜久野町)10月12日行動 (3)

夜久野プラザ.jpg
福知山市街地から旧夜久野町へ行きました。
福知山市と合併した旧夜久野町は、役場の支所が写真の「夜久野ふれあいプラザ」へ移りました。今日は休館日だったので中には入られませんでしたが、図書館なども整備されており、立派な建物でした。

しかし5千人くらいの小さな町の時は顔見知りの職員だったのが、合併で職員数は減り、知らない人が多くなったので、利用しづらくなったとのことです。ここに来るバスも合併により100円から530円へ値上げされ、ようやく最近200円に引き下げられたと聞きました。

旧夜久野町は農業の町です。夜久野町時代は、「営農組合」を助け合いの組織として作り、国からの交付金のうち1/4を拠出し合い(1,100万円)、さらに夜久野町からの補助(900万円)を利用して、作物の価格保障、鳥獣被害対策、田の貸し借りなどを行っていたと聞きました。「営農組合」は、地域の小さな単位の声を吸い上げ、町とのやりとりもこまめに行い、住民が行政と一体となって農業を守ってきたと言えます。その制度が福知山市との合併で、崩れてきています。

「地方分権」という言葉は肯定的に受けとめられていますが、これはあくまで国と地方という団体どうしの関係であり、ナショナルミニマムを確保する国の責任をあいまいにしてしまう面があります。もっと大切なのは、「住民自治」であり、住民自身が住んでいる地域のあり方を決定し自ら実践していくことです。そこに行政がどのように援助できるかが大切です。その意味で私は「地域住民主権」という言葉を使用します。旧夜久野町では、機能していた「地域住民主権」が、合併によって崩れてきていると言えるでしょう。

小学校の統廃合も日程に上っています。子どもの数が減り、複式学級になってきているのが理由らしいですが、説明をしていただいた地元の方は、複式学級のメリットを強調されていました。確かに賛否両論あるようです。

「学校がなくなると地域がなくなる。子どもたちの通学が大変になる」あちこちで聞いた話です。

合併するかどうかを住民投票で決めようという住民投票条例制定を求める署名が過半数を占めましたが、結局合併が強行されました。
EUでは自治体の人口は平均で4千人ということです。
自治体は、小さい方が顔の見える関係で「地域住民主権」が行えると言えます。新しい府政では、地域住民主権が機能する仕組みの再構築を行いたいと思います。

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