2009年11月12日

院長日記

「ええにょぼ」の伊根町

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と、書いても「何のこと?」と思われる人も多くなっていると思います。また写真もどこかのサイトからとってきたものと思われるかも知れません。今日は京都府北部の伊根町へ行ってきました。

「ええにょぼ」は、私が綾部で仕事をしていた1993年上半期に、NHK連続テレビ小説で放送されたドラマです。新卒医師が実家の伊根町から東舞鶴にある病院へ通う設定はちょっと無理があるかな、と思いながら見ていました。

舟屋の見える高台の「ええにょぼ」と書かれたガラス越しにとったのが上の写真です。

それはともかく伊根町は、京都府からの圧力をはねのけて、住民投票で合併反対を意思表示した唯一の自治体です。人口は2,718人と笠置町に次いで少なく、高齢化率は41%(2005年10月1日)と最も高い。

失礼ながら「こんな町に未来はあるのか?」と言われそうです。でも結構元気でした。「日本で最も美しい村」連合に加盟し、写真の舟屋の景観は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、漁業も盛んです。特別養護老人ホームもしっかりと運営されており、高齢化が進んだ地域において大切な役割を果たしています。

観光、漁業、介護などをしっかりと位置づけたまちづくりを行えば、将来性はあると思いました。結局は、町の宝ものをどれくらい大切にした町づくりが行えるか、町の人のエネルギーを集めることができるか、ハードよりソフトの時代だとつくづく思いました。

ところで、人口予測では2050年頃に日本の高齢化率は40%になると推計されています。伊根町を見ているとそれでも何とかやっていけると思いました。もっとも子育て支援、教育の充実、若者の雇用確保などにより、少子化に歯止めをかけることが緊急の課題です。

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コメント(1)

 伊根町の記事が出ていたので嬉しくなりました。伊根は私の故郷なので。

 記事にもあったように伊根町は市町村合併の押し付けを拒み、伊根町としてがんばっていく決意を示しました。高齢化が進み、限界集落もあるのではないかと思います。住民よりも猿やイノシシの方が多い地域もあるかも。

 でも、美しい自然と歴史、人の温もり、連帯の力、伊根町にはすばらしい宝がいっぱいあります。門さんの言われるようにソフト面の充実が鍵です。高齢者の知恵を活かし、手をつないで全国に発信していく仕掛けが必要です。

 私も老親の介護の問題もあり、月に1回程度実家に帰っているのですが、帰るたびにいっぱいエネルギーをもらえるのです。こんなすばらしい伊根町で少しでも心も体も癒されて元気になっていける、伊根町全体を、そんな「場」にしていきたいなと考えているのです。私だけでなく、いろんな人が「ほっと」できる「場」になったらなと。

 夢は果てしなく広がっているのですが。とりあえず、今週帰って近所のおばあさんたちとのコミュニケーションを楽しんできます。

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