2009年12月11日

院長日記

「若者たち」など

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本日夜は多くの集会に参加しました。
中小企業の方々の集まりでは、大変な実態をお聞きしました。なかでも中小・零細企業や伝統産業では後継者問題が大きいと感じました。当面の資金面での援助は前提として、「ものづくり」のまち京都を支えている中小企業、地場産業を支援することは大切です。こうした方々は「まちづくり」の中心でもあります。私はそのことを小学校PTAの会長をしたときに感じました。地域でのいろいろな役を引き受け、子どもたちの成長のために頑張っている姿を見てきたからです。伝統産業の後継者をはじめとする「ひとづくり」が大切にされる京都をめざすべき、と感じました。

質疑の中で公務員をどうみるか、ということが話題になりました。私も民間の病院長・理事長ですので、感情的には「お役所仕事」という言葉に代表される民間で働く方々の思いはよく分かります。それだけに「府庁をあげて地域に入る」、一緒にまちづくりを支える公務員が身近にいる、そんな行政を行わなければならないと思います。その中で、公(おおやけ)の役割が理解されるように努めなければ、日本・京都は崩壊する、そんな危機感を私は持っています。

女性の集まりでは、その温かさに癒されました。「広島では公民館や児童館はたくさんあった。京都は少ない。身近なところに、人が集まることのできる場所を増やしてほしい。コミュニティーが必要」なるほどと思いました。人と人とが交流できなければ、「まちづくり」「ひとづく」はできません。必要条件を整えるようにしましょう。

最後は若者たちの集まりでした。「前に進みたいがなかなか難しい」、将来に対する不安からの発言がありました。私も3人の子どもを持つ親としてよく分かります。「構造改革」の名の下に、「自己責任」「競争原理」が押しつけられてきました。親の世代もいつクビになるかわからない、いや自分の勤めている会社や自分の経営している会社がなくなるかわからない、そんな時代なのです。ギスギスしています。将来不安が充満しています。高齢化が進み、障害を持つ人、認知症を持つ人の増加など、自己責任といわれてもそれでは生きていけない人がこれから確実に、爆発的に増えていくのです。社会でお互いに支えていく以外方法はありません。支えあうというのは相互援助だけではなく、行政がその中にしっかりと位置付いていなければならないのです。
そんな社会の作りかえが求められています。

若者たちこそ将来の希望です。「ひとづくり」の中心に位置しています。若者が将来に希望が持てる京都が作られるかどうか、それが実は知事選挙の最も大きな争点だと思います。もっと言えば、日本をさらに世界をどうするかは将来を担う若者たちにかかっているわけです。

ついでに言えば、京都府は「合計特殊出生率」、簡単に言えば「一人の女性が生涯に生む子どもの数」が日本で二番目に少ない都道府県です。最も少ないのは、当然のことながら東京都です。生む生まないは自由ですが、生むことができない環境があるのであれば、それはしっかりと正していかなければなりません。それが行政の役割だと思います。

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