2010年1月 4日

院長日記

沈まぬ太陽

平安神宮.jpg

昨日夜は、気分転換に映画「沈まぬ太陽」を見てきました。
が、気分転換にならず、重い課題を突きつけられた感じになりました。

ご存じの方は多いと思いますが、この映画は山崎豊子原作の小説を映画化したものです。フィクションとはしてあるものの、実際に起きた御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落した事故をモデルにしており、政治家をはじめとする登場人物がだれであるか、すぐに分かります。小説の連載中や映画化にあたってはかなりの圧力がかかったようです。それにしては俳優陣は豪華です。

私はこの事故が起きたとき、国立循環器病センターで研修をしており、そこには知人が事故に巻き込まれた人もいたので、事故については鮮明に覚えています。しかし話題になった小説を読んでおらず、その後の展開は知りませんでした。

「合理化」の中での事故、組合つぶし、左遷人事、出世街道を歩む人、航空会社の腐敗体質、運輸族に切り込む(?)総理、航空会社建て直しのために会長に抜擢される民間人(?)、幕引きをさせる大臣、その中で自殺をする人、・・・、なかなか「出口」が見つからず、アフリカの大地に救われるかのようなラストシーンで終わったので、ちょっと重かったのです。

その通りだと思えたのは、会長の「この会社を建て直すのは外からの人じゃない。あなたたち自身だ。」というセリフでした。

今日映画を見た何人かの人に聞いてみましたが、「小説の方がもっとすごい」「実際に企業で差別人事にあっている人が見たらたまらないだろう」などいろいろな反応でした。

ここまで内容をばらしておいてから言うのも何ですが、是非見てみてください。ただし途中休憩をはさんで3時間35分の上映ですので、そのおつもりで。

写真は1月2日に街頭宣伝をした平安神宮の鳥居です。「沈まぬ太陽」とは何の関係もありません。
あしからず。

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