今日は「九条の会アピールを支持する京都医療人の会」の講演会でした。
ナオユキさんの憲法漫談で笑った後、渡辺 治氏の「憲法25条の生きる社会をめざしてー構造改革、貧困、格差、医療崩壊をどう克服するか」というタイトルの講演。その内容は、
憲法9条は軍隊を禁止しているので最初から改悪が試みられていました。一方で25条は単なる理想の表明のプログラム規定とされており25条改悪は試みられず無視されていました。25条は力がない。しかしそれを覆したのが「朝日訴訟」でした。
第一審浅沼判決は25条の持つ力を示したものでした。そこには労働組合が生活保護のことを自らの問題として取り組んだ成果もありました。
25条を具体化した京都、東京、大阪などの革新自治体が果たした役割は、老人医療無料化、保育所の拡充、環境問題への取り組み、・・・。しかし福祉国家はできませんでした。
日本社会の3本柱は、企業社会(企業内福祉)、自民党利益誘導型政治による地方の雇用確保、貧弱な社会保障でした。それが90年代からの構造改革で、 企業社会、自民党政治も壊しました。3本柱が壊された日本で、起こったのは反貧困、反構造改革の運動でした。貧困問題を連合を含む労働組合が一緒になって取り組んだことが特徴。ちょうど朝日訴訟と同じ構図です。
ここから先は、次の予定があったので聞くことはできませんでしたが、レジメによれば民主党政権をどう見るか、特に菅政権をどう見るか、に続きます。
レジメからも読み取れますし、私も感じていますが、菅政権は構造改革への回帰だと思います。そのあたりは「首相交代劇」で書きました。
レジメの資料には、この10年の選挙で、自民党+民主党の得票率と社民党+共産党の得票率はほとんど変わっていないことが示されていました。
ここからは私の意見です。
しかし民主党の中に(自民党の中にも)9条や25条が大切だと思っている人たちがいるはずです。そうした人たちを巻き込みながら、国民の目に見える形で第三極をつくることが必要ではないでしょうか? 運動の力が歴史を動かすのは間違いありませんが、それを可視化することがさらに運動を進める力になるでしょう。7月11日の参議院選挙はそうした主体づくりを進める選挙でもあると思います。







