2011年1月アーカイブ

2011年1月30日

院長日記

松原先生

2011年1月23日

院長日記

日本林業再生の道PartⅥ

今日キャンパスプラザ京都で行われた「日本林業再生の道PartⅥー循環資源としての森林の育成と木材の利用ー」に参加してきました。200人くらい参加していたでしょうか。盛況でした。

主催は「森林・木材・環境アカデミー」「NPO法人才の木」「NPO法人京都・森と住まい百年の会」。私は「林業女子会@京都」のツイッターで見てこの催しを知りました。3時間半の長丁場でしたが、興味深い内容で飽きさせませんでした。様子はUSTREAMで配信されています。

基調報告は、森林・林業基本政策検討委員会座長の岩手大学岡田秀二教授。「森林・林業再生プラン」の基本的な考え方が述べられました。成長戦略としての林業ですが、強調されていたのは、環境・グリーン、地域づくり、仕事おこし、政府の関与などです。日本の人工林43%、世界は5%。これを維持していることは重要。「プラン」そのものは、10年間をメドにしているため、森の路網整備、集約化、人材育成を軸に、林業経営の基盤づくり、木材供給・利用体制づくりを行い森林林業を再生する指針となっています。

パネル討論会のパネラーは、「林業女子会@京都」が関与しているせいでしょうか、3人全員が女性でした。実際に林業を行っている人、木材を利用する建築設計士、地域材を循環させるNPOで活躍する人。3人ともパワフルに各分野で頑張っていました。木をつくるのに250万円かかるのに売ると90万円にしかならない現実を岡田教授に迫るなど、現場の人ならではの疑問を呈しつつ、3人とも森林や木材の大切さを深く理解していました。

私は昨年「プラン」が発表されたときに、このブログにコメントしたことがあります。木材自給率50%を目指すことなどは評価しつつ(できれば100%を目指すべき)、「外材に打ち勝つ国内林業の基盤を確立」「やる気のある森林所有者・林業事業体を育成」という表現が気になると書きました。

今でも同じ思いですが、現場で頑張っている人たちの生の声を聞くことができたことは大きな成果でした。政権交代したものの、現政権がフラフラしている現状を見るにつけ、地に足をつけて頑張る人たちが大切だと思うのです。基盤整備、やる気を失わせないことなど、もう一押し支援したいものです。

ところで、なぜ医師である私が林業なのかって?

昨年京北、美山などの木を見て、将来が心配だったからです。

「林業はいずれはビジネスになる」と信じて頑張っている人の発言は忘れられません。「石油には限りがあるが、木材にはない」

目の前の利益追求でなく、林業のように50年、100年先を見通すことが必要です。地球の歴史とまでは言わないけれど、人類の歴史を見ても、50年、100年はほんのわずかです。

2011年1月14日

院長日記

高校時代の同窓会

ちょっと季節はずれ(?)の同窓会。中国で活躍している我が高校時代ラグビー部キャプテンの一時帰国にあわせて行われました。今日は気合いを入れて早朝出勤、17:14に病院を出て、17:19の出町柳発淀屋橋行きに乗って大阪へ、ギリギリ間に合いました。

校長、税理士、大学教授、自治体職員、医師、歯科医師、保険外交員など10数人が集まり、ワイワイ盛り上がりました。高校時代の恥ずかしい話もありましたが、医療相談の真面目な話、仕事の話、子どもの話、親の話、妻の話・・・、若い時代を共有し仕事は違えど同じ年代を生きてきた連帯感のようなものを感じました。

我がキャプテンは「中国で儲ける」という本の実業家の1人として出てきます。国は違えどハートで勝負、という彼のいい面がでていました。本の内容は、あくまで中国の一面を示しているものと理解しておく方がいいようですが・・・。

一番ビックリしたのは、関西広域連合に関わった同級生がいたこと。高校時代も別クラスで、今回初めて話しましたが、橋本大阪府知事に全面賛成という感じでした。地方の基礎自治体を重視している、趣旨は府と政令指定都市とのダブリの解消。地域住民の主体性を引き出すためにダブりの解消は必要。と言いながら、大阪の市町村合併はほとんどなかったのはおかしい、とも言います。京都府の市町村合併でよかったというところは1つもないと話すと、それはそう聞いていると肯定します。ちょっと一貫性がない感じ。

本当に地方の基礎自治体が大切だと考えるなら、こうした基礎自治体の財政削減はしないと明言しなければ納得されない、と話しましたが、結構飲んでいる席でどれくらい通じたかどうか。

いろいろありましたが、もう1人京都へ帰る同窓生と電車の中で、「ちょっと元気をもらったね」と確認できたミニ同窓会でした。

2011年1月10日

医療

医療制度と医療内容

地域医療は再生する」。洛和会音羽病院松村理司病院長が編集された力作を読みました。

最近は「医療崩壊」について取り上げられることが多くなっていますが、本書は医師の立場から現状と解決法が述べられています。

そしてそのカギとして「病院総合医」(=臓器専門医でなく総合的に患者を診る医師)の役割を重視しています。あとがきに「医師の絶対数が同じなら、総合医が多く専門医が少ない構造の方が、その逆より病院崩壊を来しにくい。また病院再生につながりやすい。特に専門特化していない中小病院において」と書かれていますが、そこに松村医師の思いが集約されています。氏の病院で、救急、他科の手伝い、感染症対策、医師養成、医療安全と、総合医が果たしている姿が描かれています。

日本は中小病院が多く、今後超高齢社会を迎えるため、総合的な対応が求められるという指摘、病歴聴取、身体診察を重視し臨床推論を行い、簡便・迅速・低侵襲・低価格の検査、治療を行うという総合医の考えに、私も同じ意見です。

これまでよりは、専門医よりも総合医、家庭医志望の医師が増えており、私たち民医連も実践的には以前から、今は意識的にその養成に取りくんでいますが、まだまだ少ないのが実態です。もちろん専門医の役割は重要であり、その力を活かすためにももっと総合医を、というわけです。

地域包括ケア、病院の集約化、医師数をどれくらい増やすべきか、などさまざまな医療政策が論じられており、それぞれ大切な課題ですが、医療の中味、担う医師がどうあるべきかは、もう一つの大切な論点です。

本書では、主に病院内での役割を中心に書かれていますが、超高齢社会のもとで私は在宅や施設での医師・医療の役割が増大してくると考えます。これまで以上に認知症や障がいを持ち、癌にかかる人が増えるわけですから、リハビリテーション緩和ケアの必要性が大きくなってきます。地域住民やコメディカルスタッフと一緒に、生活の場で適切な医療を行える医師が求められると思うのです。

時代の転換点、経済をはじめあらゆる領域で従来の枠組みを超えた取り組みが求められていますが、医療(介護、福祉を含めて)にも当てはまると言えるでしょう。

ところで、この本の中である医師が、「現在医師不足を抱える地域にそれぞれ『臨床推論を教育することのできる総合医』を派遣すれば、3〜5年でその地域に医師がある程度集まり、それによって医師数の地域間格差を是正できる可能性があるのではないか、とすら考察できる」と書いています。京都府内でもそうした病院がでてきていますが、もっと加速し地域間格差をなくしていく必要があると思います。

2011年1月 4日

院長日記

ジョギング通勤始めました

昨年12月の後半からジョギング通勤を始めました。往復6km弱(ちょっとさばを読んで6km)、12月は10回走りましたので60km。今年はすでに3回走り、しかも今日は会議などのため10km以上走ったことになります。


直接のきっかけは、福知山マラソン京都ランナーズのメンバーに月300km走らないと十分な練習量ではないと言われたこと。いろいろ考えてみたものの、1月の仕事は忙しく、2月6日の木津川マラソン42.195km)は申し込んでしまったし、寒いと手足が冷たくなりとても長距離は走れないし、・・・。

そこでジョギング通勤です。片道3kmなのでそれほど手足の冷えがこないし、寒いのであまり汗をかかないし、毎日のことなのでそれなりに距離は稼げます。

問題は、朝は朝食を食べたばかりで帰りは空腹、町中なので空気が悪い、暖かいと汗をかき後で体が冷える、そして何よりもこんな細切れな走り方で本当にフルマラソンが走られるのか?

結果は2月6日に分かるわけですが・・・。

1
« 2010年12月 | ブログトップページ | アーカイブ | 2011年2月 »