2月25日~27日、日本医療機能評価機構が行う「医療コンフリクト・マネジメントセミナー(導入・基礎連続版)」へ行ってきました。日曜日の夕方まで3日間、会場の大阪まで通い缶詰になり、講義、ロールプレイ(演習)の繰り返しでした。
「コンフリクト・マネジメント」って何? と思われるでしょう。単純に訳すと「争いごとの対処」。医療者と患者・家族の間で生じるトラブルを解決することです。それを医療メディエーションという手法を使って行うのです。
じゃあ「メディエーション」って何? となります。日本医療メディエーター協会によれば、「メディエーターが、当事者間の対話を促進することを通して、認知の変容を促し、納得のいく創造的な合意と関係再構築を支援するしくみ」とあります。メディエーターは「患者側と医療側の対話の橋渡しをする人」で、「あくまでも、当事者自身による自主的な合意形成を促進する役割で、「調停」のように「調停案」を提示したり、説得や評価をしたりしません。英米では、広く普及している、当事者のための対話と協調促進のモデル」とあります。
メディエーターは病院や診療所の職員です。職員が第三者になれるの? 当然の疑問です。だから研修が必要なのです。しかし3日間徹底的に講義と演習を繰り返し、なれるのだということを頭では理解できました。しかし実際にやろうとすると大変です。すぐに解決策を提案しようとしたり、医療者側に立っている自分に気がつくのです。日頃意識して実践し、「継続編」「応用編」「トレーナー」などのさらに高いレベルのセミナーへ参加することもあるわけです。
もっとも院長である私は、実際の場面ではメディエーターになりえません。何かトラブルが生じたときには病院側の人間として対応しなければならないからです。
ではなぜ私が参加したのか? トップの立場の者がメディエーションの重要性を理解しなければ、そこでメディエーションは根付かないからです。メディエーションは、単にトラブル処理のためにあるのではありません。導入したところでは、「日常診療での患者対応の質」「患者に向き合う姿勢」「医療安全の向上」「職員間のコミュニケーション」など、さまざまな効果があるようです。
全日本民医連もこの研修に取り組んでおり、私の所属する京都府医師会も取り組みを開始しました。愛媛県医師会では50床(ベッド)に1人のメディエーター養成を目指しているようです。
私の病院でも導入に向けてしっかり議論を開始したいと思います。
この3日間、この件で22回ツイッターで つぶやいていました。








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