2010年5月16日

日記

然縁(よんよん)

今日は、金一志(キムイルチ)韓国伝統芸術院15周年記念公演の「然縁」を見てきました。京都府立文化芸術会館の座席が一杯で、通路に椅子を用意してもらって見ました。


第一部は韓国伝統舞踊でした。私は初めてでしたが、教坊サルプリ舞(キョバンサルプリ)、僧舞(スンム)、長鼓舞(チャンゴチュム)、伽や琴散調(カヤグムサンジョウ)、閑良舞(ハンリャンム)、扇の舞(プチェチュム)と聞いて、分かる人はどれくらいいるでしょうか?

 

下記日本大学芸術学部のサイトで少しイメージがわくと思います。

日本舞踊と比べると回転が多いと感じましたが、日本舞踊もほとんど見たことがないので、「いいかげんなことを言うな!」と言われそうですね。

http://www.orc-nana.jp/activities/korea/minzoku.html


第二部は「神話」というタイトルで、これが「然縁」なのでしょう。「然縁」は金一志さんの造語です。「混沌とした自然と社会の流れの中にあって、必然とも思える縁で結ばれ育まれてきた生命や、人と人との出会い」という意味のようで、この15年間の京都における芸術院の活動と金一志さんの人生を重ね合わせて創られた舞台です。

 

第二部で、韓国で有名な伊東柱(ユンドンジュ)の序詩という詩が朗読されましたが、この詩人は、同志社大学で学んでいた1943年にハングル(韓国語)で詩の創作を続けたことを理由に治安維持法違反の疑いで逮捕され、1945年に27歳の若さで獄死しています。この15周年記念公演は伊東柱へのオマージュだそうです。


第二部の後半は、京都に拠点を置く和太鼓集団「祭衆(まつりしゅう)」との共演でした。


韓国舞踊と和太鼓、これがなかなか合うのです。自然と会場から手拍子が出て、一体感あふれる共演となりました。芸術とは縁遠い私の生活ですが、ちょっと気持ちが豊かになった時間でした。

 

今年は日韓併合から100年。NHKスペシャルで9:00p.m.から「第2回 三・一独立運動と"親日派"」を見ました。


今年は歴史の事実に向かい合い、朝鮮半島との「然縁」を確かめる1年にしたいものだと思いました。

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